愛媛労働局は16日、「新卒者等就職・採用応援本部」(本部長・天野敬局長)の2016年度初会議を松山市若草町の同局で開き、来春卒業予定者の就職支援について情報交換した。求人増で就職率が改善傾向にあることから、離職率の低下にも力を入れる方針を確認した。
 経済団体や学校関係者らを含む25人が出席。来春卒業予定者への就職支援として、県が情報発信サイトの拡充や、企業との交流会開催などの対応を説明。経済団体からは「中小企業が採用難にある」との現状が示され、企業と大学の情報交換会や人事担当者へのセミナーといった取り組みが紹介された。就職後の離職率について、労働局が「県内は全国平均より高い傾向にある」と分析した。