新居浜、西条両市のものづくり産業への就職増加を目指す「新居浜西条ものづくり人材確保連携協議会」は15日、愛媛大との意見交換会を松山市文京町の同大で開いた。企業経営者ら13人が出席し、大学の就職担当者と学生の間での知名度向上策などについて議論した。
 協議会は両市の行政・経済団体や県、愛媛大で構成。地元企業の技術力の高さなどをPRして理系学生の採用につなげようと今年4月に設立した。
 会合では企業側が「苦労して内定を出しても、辞退されることが多い」「昔は内定を出して採用活動を終えられたが、今は入社までフォローが必要」と悩みを吐露。大学側は「理系は学科推薦による就職も多く、内定辞退はさせない」「一度学生を採用すると研究室などの後輩への知名度が上がり、毎年のように採用できる場合がある」などと応じた。