別子銅山の産業遺産や地域の歴史を学ぶ児童を奨励しようと、新居浜別子ライオンズクラブ(井上猛会長、30人)は6日、愛媛県新居浜市の角野小学校4年生115人を「子ども観光大使」に認定した。
 同校の4年生は2011年度から郷土学習「角野タイムトラベル」に週1~2時間取り組んでおり、地元の同クラブが「子ども観光大使」の認定証を毎年贈っている。
 6日は中筋町2丁目の同校で発表会があり、代表児童30人が、スライドなどにまとめた研究成果を同クラブの役員や地域の人を前に披露。別子銅山に日本初の山岳鉱山鉄道を敷いて近代化を進めた住友家初代総理事・広瀬宰平(1828~1914年)を紹介したり、坑内で働く人の間で江戸時代から歌われていたとされる「せっとう節」を歌ったりして、「よく調べている」と参加者を驚かせていた。