愛媛県スポーツ振興事業団は7日、松山市上野町の県総合運動公園で「元気で長生きするための健康づくりセミナー」を開き、約50人が日常生活に役立つ体の動かし方を学んだ。
 身体技法研究者の甲野陽紀さんが講師を務め、手や足の指先など末端の1カ所に意識を集中させると体が自然にバランスを取ると説明。片足立ちや歩行の際には「上げた足の先を意識して」とアドバイスし、参加者は2人一組で腕を引っ張ったり体を押したりして安定感を確かめた。
 「階段の上り下りや物を持ち上げるときは膝の裏から曲げ伸ばしするよう意識すると楽」といったポイントについては熱心にメモを取る姿が目立った。
 松山市の参加者(66)は「つま先や膝の裏を意識して歩きたい」と話した。