和歌山市で4日にあった全国小学生フェンシング選手権大会の5・6年生女子フルーレで、愛媛県四国中央市の北小6年曽根寿々佳さん(12)=同市土居町天満=が優勝した。競技経験豊富な母親の指導の下、きょうだいで切磋琢磨(せっさたくま)しつかんだ栄冠。「たくさんの人が応援してくれたおかげ。自分らしい動きができた」と喜んでいる。
 同部門には68人が出場。寿々佳さんは身長138センチと小柄だが、ゆったりした動きで相手と間合いを取り、速い動きで攻めるプレースタイルで勝ち抜いた。
 弟の岳三君(10)、邦盛君(6)とともにチーム「レ・フレール愛媛」を結成。コーチは、高校まで三島フェンシングクラブに属し、国体に出るなど活躍した母の知佐土さん(35)だ。知佐土さんによると、弟2人は8月に高松市であった四国大会で優勝したが、寿々佳さんは結果を残せず調子は良くなかったという。