本州四国連絡高速道路(神戸市)が8日発表した2015年3月期連結決算によると、本四3ルートの年間通行台数が初めて4千万台を超え、4032万台(前期比0.8%増)と過去最高を記録した。
 通行台数増加について同社は、14年4月からの料金水準引き下げが影響したほか、関係自治体と連携した利用促進PRなどの効果が出たとみている。愛媛県を通る瀬戸内しまなみ海道は1141万台(1%増)だった。
 一方、料金水準引き下げで料金収入は615億円と5.7%減少した。連結決算では営業収益761億円(3.4%減)、経常利益10億円(13.1%減)、純利益9億円(6.1%増)となった。