古民家活用事業を手掛けるアステティックスジャパン(愛媛県松山市、河野公宏社長)は21日までに、松山の本社と東京の支社で働く日数を1年目は協議の上、自由に決めることができる採用制度を導入した。
 都市と地方に二つの生活拠点を持つ「2地域居住」を可能とし、都会の優秀な人材を確保するとともに松山へのIターンを後押しする。
 1年目に地方での生活に慣れてもらい、原則2年目以降は松山で勤務する。採用者には松山―東京間の旅費や松山での家賃などを移住支援金として1人当たり年間最大240万円を補助する。
 河野社長は「東京と比べてお金と時間に余裕が生まれ豊かな生活を送れる。人材の流入促進で、松山の活性化につなげたい」としている。