サッカー四国リーグのFC今治専用スタジアム(仮称・今治スタジアム)の起工式が24日、愛媛県今治市高橋ふれあいの丘の建設予定地であり、施主や行政、クラブ関係者ら16人が出席し工事の安全を祈願した。
 スタジアムは2017年夏ごろの完成予定。今治市有地をFC今治が無償で借り受ける。クラブの株主でもある、ありがとうサービス(今治市)が施主となり、総工費約3億円で建設する。同社によると、FC今治が20年間有償で借りる。契約額は非公開。
 J3のスタジアム要件を満たして整備する。天然芝で収容人数は5000人超。また、地形を生かし、スタンドから市街地を望めるようにする予定だ。
 起工式後、岡田武史オーナーは「スタジアムは日本フットボールリーグ(JFL)、Jリーグ昇格に必要。いろんな人の力で環境が整い、あらためて身の引き締まる思いだ。サッカー以外でも市民らが集まる場所になれば」と期待した。FC今治の運営会社今治.夢スポーツの矢野将文社長は「完成後初試合から満員で、チケットが入手できないようなチームを目指す」と笑顔だった。