造船や舶用などの関連企業が愛媛県今治市に集う国際海事展「バリシップ2017」(UBMジャパン主催)の開催会見が14日、東京都内であった。2017年5月25~27日、同市東門町5丁目のテクスポート今治などで開かれ、過去最多の国内外330社が出展する見込み。特別後援する菅良二市長は「世界中の皆さんに海事都市・今治を体感してほしい」とアピールした。
 バリシップは09年から隔年で開催。認知度向上に伴い参加が増え、前回(15年)は17カ国・地域から313社が出展し、1万6000人余りが来場した。次世代の海事産業の担い手育成も目的の一つで、最終日は工場や新造船の見学会などを催している。
 会見で市海事都市交流委員会会長の檜垣幸人今治造船社長は、海運市場低迷の影響で造船業も厳しい状況が続いているとし「今治から日本や世界の海事産業を元気にできるよう、盛りだくさんの内容で迎えたい」と意気込んだ。