東日本大震災の被災者に贈るイヨカンの箱詰め作業が24日、愛媛県松山市石手2丁目の石手寺であり、県内外の被災者らに向けて56箱を発送した。
 被災者を元気づけようと2012年から毎年実施。県内在住や一時県内に避難していた被災者計32世帯のほか、加藤俊生住職(57)が震災後に訪れた宮城県南三陸町の仮設住宅の住民らに配られる。
 24日は僧侶やボランティアら4人で作業。震災から4年を迎えた11日に石手寺で営まれた行事を報告する文書や、「自律」としたためた短冊などとともに、松山市の農家が寄贈したイヨカンを段ボール1箱に10キロずつ丁寧に入れていった。