愛媛県東温市河之内の田んぼで12日、近くの東谷小学校の児童と東谷幼稚園の園児計約30人が地域住民と一緒に稲刈りや稲木干しを体験した。子どもたちは実りの秋を感じながら、額に汗を浮かべて収穫に励んだ。
自然や食文化への思いを育んでもらおうと、地元の農業浅野和雄さん(68)が所有する田んぼで5年前から実施。5月に田植えした約2アールに黄金色のもち米の稲が実った。
子どもたちはお年寄りらに鎌の使い方を教わり、小さな手で一株ずつをぎゅっとつかんで刈り取り。手慣れた上級生は下級生にアドバイスしながら、ざくざくとテンポ良く収穫していった。