子どもたちがトップレベルの技に触れることができる元プロ選手によるサッカー教室が２３日、愛媛県松前町の松前公園多目的グラウンドであり、町内外の小学生約１００人が、ミニゲームやドリブル練習で楽しみながら技術を学んだ。
　町制６０周年記念事業の一環で、同公園を管理するイヨテツケーターサービスが主催。講師は、ディフェンダーとして日本代表に選ばれ、現役引退後は解説などで活躍する宮沢ミシェルさん（５２）、ゴールキーパーで２０００年のシドニー五輪を経験した都築龍太さん（３７）が務めた。
　教室で２人は細かく熱心に指導。宮沢さんはパスを受けた選手に「こんなときどうする？　考えて」と状況判断を促しつつ「パスコースをつくるために近くの相手から離れて」とアドバイスを送った。２人のトークショーもあり、都築さんは「うまくなるには、たくさん失敗して、努力しながら吸収することが大切」と子どもたちにエールを送った。