文部科学大臣杯第32回全日本ゲートボール選手権大会(日本ゲートボール連合主催)が5日、愛媛県松山市上野町の県総合運動公園で2日間の日程で始まった。47都道府県の代表と前回優勝チームを加えた計48チームの287人が、日本一の座を懸けて熱戦を繰り広げている。
 大会には、計1602チームが参加した各地区の予選を突破した強豪が集結した。開会式で、同連合の小野清子会長が「ゲートボールは年齢・性別にかかわらず同じ条件で試合をする素晴らしい競技。慎重に、しかしダイナミックに思う存分力を発揮してほしい」とあいさつ。選手を代表し、愛媛県代表「今治べふ」の小池陸雄さん(74)=今治市=が「日ごろの練習の成果を発揮し正々堂々競技することを誓います」と宣誓した。
 5日は、4チームずつ総当たりの1次リーグと、上位2チームが進む2次リーグの一部を実施。6日に決勝トーナメント戦を行う。
 選手は集中した表情でスティックを握り、ボールを狙いの場所へ放った。好プレーが繰り出された場面では「ナイス!」「オッケー」などと仲間で声を掛け合った。週3回の練習を重ねてきた平均年齢75.3歳の今治べふメンバーは「目指すは優勝」と気合を入れていた。