日本温泉協会(東京)の2016年度会員総会が28日、愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館であった。
 協会は1929年設立。温泉に関する研究や資源保護、施設の改善などに取り組んでおり、宿泊施設や自治体、個人など会員数は現在1296。総会は81回目で四国開催は初めて。会員ら約140人が出席した。
 大山正雄会長が訪日外国人の増加に触れ「温泉は外国人に好まれており、世界の人との出会いや相互理解の場となる。日本の温泉を世界の温泉保養地にしていきたい」とあいさつ。開催地を代表して登壇した野志克仁松山市長は道後地区でのアート事業や道後温泉本館の耐震改修工事に言及し「道後全体で回遊性を高め、長い時間滞在してもらえるよう官民一体で取り組んでいる」と紹介した。