海を楽しむ季節を前に、新居浜海上保安署は28日、愛媛県新居浜市菊本町2丁目の菊本幼稚園で海洋教室を開き、園児約90人が海辺で安全に遊ぶための注意点を学んだ。
 園児らは釣りをするときや船に乗るときに着用する救命胴衣の膨らませ方を練習した。海に入るときは大人のそばを離れないこと、事件事故に遭ったら118番通報することなどを約束した。
 海洋環境保全を啓発する紙芝居は署員が読み聞かせた。園児は、ウミガメがクラゲと間違えてビニール袋を食べて病気になってしまう物語を心配そうな表情で見守っていた。
 スライドショーでは、海上保安庁のマスコット、タテゴトアザラシの「うみまる」と「うーみん」が注意点を伝えた。毒があると危険なのでむやみに海の生き物に触らないことや、熱中症を防ぐために帽子をかぶることなどを呼び掛けた。