松山で理科研究表彰式 知事賞に西条・川島君
愛媛県児童生徒理科研究作品表彰式が11日、松山市上野町の県生涯学習センターであった。知事賞を受けた西条市神戸小学校5年の川島聡真君(11)が、自作の風洞で模型の羽根に生じる揚力を調べた成果を発表した。
県教育委員会が主催し54回目。今年は小中学校や高校から2293点が寄せられ、知事賞など特別賞7点、学校賞3校、優秀賞200点を決めた。
川島君は人工的に気流を発生させる風洞装置を段ボールと扇風機で作り、羽根が浮き上がる前後の重さを計測。形や数を変えた78種類の羽根や飛行機模型で808回実験し「羽根の面積が大きいほど揚力は大きく、複葉機では間隔によって変わる」と説明した。
さらに「ライト兄弟が夢を信じたように、誰もが宇宙に行ける飛行機やロケットを開発したい」と語った。
特別賞と優秀賞は13日まで県生涯学習センターに展示。19、20両日は県歴史文化博物館(西予市)、26、27両日は県総合科学博物館(新居浜市)を巡回する。