愛媛県は17日、8~14日の県内61定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が、松山市と中予の両保健所管内で今シーズン初めて「注意報」の発令基準となる10人を超えたと発表した。
 さらに流行が広がるとみて、マスク着用や手洗いなどの徹底を呼び掛けている。
 患者報告数は全7保健所管内で増え、県全体では前週の3.4人から8.1人に倍増以上。松山市は前週6.5人から16.4人、中予も9.0人から17.1人と急増した。
 中予地区では集団発生による学級閉鎖が9学級、学年閉鎖が3学年あった。
 迅速検査結果は、8~14日に型別が判明した症例の99%がA型。