韓国・平沢市の代表団が12日、友好都市の愛媛県松山市を訪れた。孔在光(コン・ジェグァン)市長をはじめ官民の10人が14日まで、松山まつりや道後地区、市防災拠点などを視察する。
 両市は2004年に友好都市提携を締結。松山市の野志克仁市長は15年10月に提携10周年を記念し韓国を訪れ、平沢港マラソン大会に出場し、孔市長に松山まつりの時期に合わせた訪問を呼び掛けていた。
 市役所玄関では市職員が「松山来訪を歓迎します」との横断幕と拍手で出迎えた。野志市長は「マラソンでともに10キロを完走した孔市長と再会し、この上ない喜び。交流が進展し揺るぎない友好の絆が強まると確信する」と歓迎。孔市長は「都市計画や環境行政、観光など松山市に学ぶことは多く、文化体験にも期待している。両市の相互発展に努力し、日韓の平和と繁栄に寄与する模範となるよう願う」と謝意を述べた。