松山・久米小に応急給水栓設置
南海トラフ巨大地震など大規模災害に備え、小中学校に応急給水栓と水飲み場の整備を進める松山市の応急給水拠点整備事業で、モデル校の久米小(鷹子町)での整備が完了し、1日完成式典があった。
市は2026年度までに災害時指定避難所の73校で整備する方針。16年度はモデル校3校で実施し、17年度から本格着手する。
久米小に整備された応急給水栓と水飲み場はいずれも耐震配水管に直結。給水栓はホースにつなぎ給水車と蛇口付きの仮設給水栓に水を送る。水飲み場は普段から使用しミストシャワーも併設されている。整備費は約663万円。
式典には地元関係者や児童ら約220人が出席。平岡公明市公営企業管理者が「災害時には応急給水所、平時は水飲み場になる。運動会や練習の際など安心して利用してほしい」とあいさつした。