地域の文化財や身近な自然を描く「えひめユネスコ写生会」が29日、愛媛県松山市丸之内の城山公園本丸広場であり、小中学生ら51人が思い思いの視点で松山城をスケッチした。
 地域の文化や自然の素晴らしさに気付き、未来に引き継いでもらおうと松山ユネスコ協会が毎年開いている。
 参加者は屋根瓦や壁の木目など細部にこだわって天守を描写。石垣の灰色の濃淡などにも気を使い色を塗っていた。絵が好きで各地の写生会に参加するという松山市の久枝小1年の女子児童(7)は「瓦を斜めに描くのが難しい」と話した。
 作品は一般応募(11月14日必着)と併せて審査し、上位入賞者を12月25日に表彰。2017年1月20~22日にフジグラン松山(宮西1丁目)で展示する。