明治から昭和初期の町並みが残る愛媛県八幡浜市保内町を歩く「保内ふれあいウォーク」が29日あり、市内外の家族連れら約250人が地域に点在する文化財などを探訪した。
 「えひめいやしの南予博2016」の地域コアイベントで市実行委員会が主催。参加者は宮内川沿いにたたずむ旧東洋紡績川之石工場の赤れんが倉庫や、市指定登録有形文化財の旧白石和太郎洋館で用意されたクイズに答えながら約4.5キロのコースをゆっくりと巡り、地域の歴史に思いをはせた。
 約1時間半かけて祖父らと歩いた市内の宮内小学校3年の女子児童(8)は「初めて見たところもあって楽しかった」と話し、洋風建築の玄関などが特徴の愛媛蚕種をお気に入りスポットに挙げていた。