松山大が文京キャンパス(愛媛県松山市文京町)北側に新たに建設していた「樋又キャンパス」(同市道後樋又)が完成し、8日、報道関係者らに公開された。地域社会に開かれた新しい学びの空間として、11日にオープンする。
 新棟は、鉄骨一部鉄筋コンクリート造の4階建て(延べ床面積約9482平方メートル)で、中央部に中庭を設置した吹き抜け構造。地域・社会との連携をコンセプトに、大学とまちをつなぐ交流拠点となるよう、明るく開放的な空間を構築した。
 文京キャンパスから、学生の就職活動を支援するキャリアセンターや社会連携事務室、1号館にあった演習室、研究室などを移転。新たに、開放的なグループ学習が可能なスペース「アカデミック・ソーシャル・コモンズ」や、地域、企業など外部からの訪問者と自由に談話できるカフェ併設のスペース、レストランなどを設けた。