リオデジャネイロ五輪代表選考を兼ねた陸上の日本選手権が25日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、女子3000メートル障害で愛媛県の松山大の高見沢安珠(20)が9分44秒22の大会新で2連覇を達成した。高見沢は参加標準記録の9分45秒00を突破し、五輪出場が決まった。
 愛媛勢のリオ五輪出場は、女子バスケットボールの近藤楓(24)=新居浜商高出、トヨタ自動車=に次いで2人目。
 高見沢は、序盤からトップに立ってレースを引っ張った。終盤に2位に順位を下げたが、驚異的な粘りでゴール直前で抜き返し、首位でゴールを切った。