第34回全日本大学女子駅伝は30日、仙台市陸上競技場から市役所前市民広場までの6区間38キロで行われ、9年連続9回目出場の松山大(愛媛県)は2時間3分56秒で初優勝を果たした。6連覇を狙った立命館大は2位だった。
 松山大は1区上原明悠美(4年)から14位でたすきを受けた2区緒方美咲(2年)が区間賞で3位に順位を上げ、3区の古谷奏(2年)が区間3位で2位に浮上。4区の高見沢里歩(1年)が区間新でたすきをつなぐと、日本学生対校選手権5000メートルで優勝した5区の中原海鈴(4年)がトップに立ち、最終の6区はリオデジャネイロ五輪陸上女子3000メートル障害に出場した高見沢安珠(3年)が区間新の貫禄の走りでゴールした。
 
【レース経過】 
 序盤に出遅れた松山大だったが、徐々に順位を上げ悲願の初優勝を果たした。
 1区上原が首位と40秒差の14位でたすきリレー。2区緒方が3位、3区古谷が2位に順位を上げると、4区高見沢里が区間新の走りでトップと2秒差で5区中原につないだ。
 併走が続いた中原は途中一気に後続を引き離した。アンカー高見沢安は区間新の快走で、2位立命大に1分11秒差をつけゴールした。
 ▽成績 ①松山大(上原、緒方、古谷、高見沢里、中原、高見沢安)2時間3分56秒②立命大2時間5分7秒③名城大2時間5分38秒④京産大2時間6分7秒⑤大東大2時間6分12秒⑥大阪学院大2時間6分18秒⑦日体大2時間6分50秒⑧東洋大2時間7分34秒
 (松山大は初優勝)
 
【松山大の区間記録】
        通過順位     区間順位
▽1区(6・4キロ)   上 原 21分7秒=14
▽2区(5・6キロ) ③緒 方 17分56秒=1
▽3区(6・8キロ) ②古 谷 22分23秒=3
▽4区(4・8キロ) ②高見沢里15分38秒=1
▽5区(9・2キロ) ①中 原 29分49秒=1
▽6区(5・2キロ) ①高見沢安17分3秒=1