小説「坂の上の雲」を縁に「観光交流都市協定」を結んでいる松山市と神奈川県横須賀市はこのほど、協定を2019年3月末まで延長、14日に横須賀市のイベントで両市長が報告した。
 横須賀市は小説の主人公の一人で松山生まれの軍人秋山真之が日露戦争時に参謀として乗艦した軍艦「三笠」を展示保存している。両市は09年、小説がNHKでスペシャルドラマ化されたことを機に最初の協定を締結。イベントなどで協力して観光PRに取り組んできた。今年4月に結び直した協定では、観光分野の人事交流を行うことを新たに決めた。
 14日は横須賀市でご当地カレーなどを集めた「よこすかカレーフェスティバル」が開かれ、野外ステージに松山市の野志克仁市長と横須賀市の吉田雄人市長が登壇。野志市長は「松山空港から松山城や道後温泉は近い」と松山来訪を呼び掛け、吉田市長は「18年は秋山真之生誕150年で、一緒に盛り上げたい」と語った。