NTT西日本(大阪市)と子会社のNTTマーケティングアクト(NTT―MA、同)は28日、松山市に最大700人を雇用する見込みの総合アウトソーシングセンターを開設すると発表した。10月中旬に同市一番町4丁目のNTT西日本愛媛支店ビルで事業を開始し、規模拡大に伴い市内の別の所有地への移転を検討する。
 センターは、企業から顧客の電話対応業務を担うコンタクトセンター事業のほか、販売員の派遣や請求業務の代行といったアウトソーシング事業や、消費者の意見分析などのデジタルマーケティング事業を展開する。西日本と首都圏に点在するコンタクトセンターを集約し、中核施設として研修・育成機能も持たせる。
 10月中旬の事業開始時は従業員約120人態勢で、うち100人弱を新規雇用する。5年以内に700人規模への拡大を目指す。女性層やシニア層、UIJターンなどさまざまな人材確保へ、託児所設置や多様な雇用形態など働きやすい職場環境づくりを進める。