愛媛県松山市立小中学校の教職員研修や教育研究の新たな拠点となる「市教育研修センター」(文京町)の開所式が4日、開かれた。愛媛大教育学部と連携し教育の質向上を狙う。
 センターは4階建て、総工費6億1800万円。教員免許を持つ指導主事ら20人を配置し、センター内での教職員研修や、各学校での出前研修・講座などを行う。市教育委員会は愛媛大と3月に連携協力の覚書を締結し、日常的な情報交換や教員の相談を受ける「大学連携室」も設けた。
 センターは東雲小学校の敷地内にあり、4階が同校の体育館となっているほか、館内通路で東中学校ともつながり、センター員らが頻繁に教室に出向き共同研究や公開授業などを行う予定。