愛媛県西条市朔日市のクラレ西条事業所で4日、敷地内に咲き乱れる約100本のソメイヨシノなどを楽しむ恒例の「観桜会」が始まった。来場者は時折雨がぱらつく中、ほぼ満開の桜の下で記念撮影などをしていた。5日まで。
 事業所では1992年から地元住民の要望や地域との共生を目指そうと毎年観桜会を開催。近年は2日間で計約1万人が訪れている。今年は3月下旬ごろから咲き始め、4月2、3の両日で一気に花が開いた。
 敷地内には地面に着くほど枝を伸ばした木や、樹齢約80年の古木が並ぶ。約150メートルにわたり20本以上のソメイヨシノが連なる並木道では、訪れた親子連れが頭上を覆う桃色の花に見入っていた。