秋の松山地方祭が5日、各地域で本格的に始まり、宵宮行事が営まれた。愛媛県松山市朝美1丁目の松山総合公園前の駐車場では、地元の朝日八幡神社(南江戸5丁目)の氏子らが豪快なみこしの鉢合わせやかき比べを披露し、祭りの開幕を告げた。
 朝日八幡神社では、約20年前から御霊(みたま)を入れる前の宵宮に一斉宮上げを実施している。
 午後7時半ごろから大人みこし6体と子どもみこし8体が集合。獅子舞の演舞や子どもみこしのパフォーマンスに続いて、大人みこしが豪快な鉢合わせを披露した。14体の一斉かき比べでは、息ぴったりの動きに、見物から大きな拍手が送られていた。
 中日の6日は各神社で神事・祭典を実施し、小野地区では女みこしが華やかに練り歩く。本祭りの7日は、未明の厳島神社(神田町)を皮切りに各地区で宮出し、みこしの鉢合わせなどを行い、市内が祭り一色に染まる。