徳川家康の没後400年を記念した祭典が17日、家康をまつる愛媛県松山市祝谷東町の松山神社であり、多くの氏子らが歴史に名を残す武将をしのび、功績をたたえた。
 家康は、加藤、蒲生家に次ぐ3家目の松山藩主松平家の初代定行の伯父に当たる縁があり、松山藩主ゆかりの松山神社にまつられたとされる。現在の社殿は1865年建立で、今年は150年の節目。
 祭典では、正岡一男宮司らが玉串を納め、海山の幸などの供物を奉納。3年前から準備を進めていた正岡宮司は終了後、「家康は戦乱から太平の世を築いた。祝詞には、現代が穏やかで平和な時代になってほしいとの願いを込めた」と感慨深そうに話した。