一緒に森の国の力になろう―。地域おこし協力隊員4人を募集している愛媛県松野町で、現役の隊員6人がポスターとチラシを作ってPRに一役買っている。
 同町は2014年度から隊員を受け入れ、現在6人が農業や商工観光などで活動している。うち2人は来年3月で任期を終えるため、町は17年度、農林業支援3人、商工観光振興1人の計4人を新たに受け入れることにした。
 募集方法について町職員と話し合う中で、隊員が「ポスターのデザインなどを考えたい」と提案。会員制交流サイト(SNS)を活用して隊員が互いにやりとりし、1カ月弱で完成させた。
 募集は17年1月20日まで。着任時期は4、6、8月から選択でき、3年目は報酬をアップするなど町独自の取り組みもある。
 ポスターとチラシは町内の施設のほか、県の東京事務所、大阪事務所にも送付。森の国創生課の土居孝二郎主任(41)は「活気のある都会の人材を求めている」と呼び掛けている。問い合わせは同課=電話0895(42)1116。