地域にある山城について学んでいる愛媛県松野町と西条市の計4小学校の児童が1日、情報通信技術(ICT)を使った交流学習で研究成果を発表、互いの古里の歴史や文化に理解を深めた。
 松野東、西、南の3小学校の5、6年生は国史跡で中世の「河後森城跡」を学ぼうと本年度「山城学」として、合戦を体験したり、戦国時代の食事を実際に調理したりした。西条市の楠河小学校は校区にある国史跡で7世紀後半~8世紀前半に築かれた「永納山城跡」に関する課題学習に取り組んでいる。
 ウェブ会議システムで4校を結んだ交流学習は初めて。まず松野町内3小学校の代表が、曲輪や堀切など河後森城跡の設備や戦国時代に振る舞われた食事をパネルなどを使って説明。楠河小児童は、永納山城跡の歴史などを紹介した。