情報の迅速な伝達や共有、ペーパーレス化などを図ろうと愛媛県西予市議会は1日、本会議にタブレット端末を導入した。21人の全議員が対象で、市議会事務局によると、本会議で議員が使用するのは県内の自治体で初めて。
 タブレット端末の導入は、印刷経費の節減や災害時の緊急連絡などを狙いに2015年度から検討。議員には今夏に配り、勉強会や講習会を開いてきた。
 費用は年間計約160万円。議員1人につき使用料の3分の1に当たる月額1300円を自己負担する。書類の印刷や発送などの年間経費約150万円の削減を目標にしている。
 12月定例議会本会議初日の1日は、試験運用として使用。各議員は書類と併用し、端末に表示された議案書に目を通していた。