桜の保護・育成などの功績をたたえる「さくら功労者」の2015年度受賞者が23日までに決まり、愛媛からは1個人3団体が選ばれた。
 受賞するのは高岡照海さん(72)=東温市=と、中津巨樹名木保存会(久万高原町、佐賀繁志会長)、森の国さくらの会(松野町、日平治男会長)、高山往還桜並木育成委員会(西予市、宇都宮松夫代表)。日本さくらの会(東京)が都道府県の推薦を受けた功労者から選考した。
 高岡さんは父の故・正明さん(1986年度受賞)が開発した桜「陽光」を平和の象徴として世界中に無償配布。3団体は地域の桜の手入れや植樹に力を入れ、中津保存会は地域のシンボルである樹齢230年の西村大師堂のシダレザクラの保存にも取り組んでいる。