松山極堂会(高橋俊夫会長、22人)は30日、俳人正岡子規と、子規顕彰に生涯をささげた柳原極堂(松山市出身、1867~1957年)の生誕150年記念事業として、極堂の顕彰句碑を愛媛県松山市内に建立すると発表した。設置費用に充てるための寄付を募っている。
 同会は、2016年10月に結成。旧制松山中学以来の親友で、子規派俳句の拠点となる俳誌「ほとゝぎす」を創刊するなど、子規を裏方として支えた極堂の顕彰活動を行っていく。
 極堂は1889年、海南新聞社(現愛媛新聞社)に入社。95年、夏目漱石が下宿していた愚陀仏庵に、帰省中の子規が同居していた際は日ごと訪れ、俳句指導を受けた。子規没後は、松山子規会の結成などに尽力した。