「日本の飛行機の父」と呼ばれる二宮忠八(1866~1936年)の出身地・八幡浜市で13日、「こども模型飛行機教室」があった。市内の小学生20人が真剣な表情でゴム動力のプロペラ飛行機を作り上げ、郷土の偉人が夢を描き続けた大空へと放った。
 忠八の生誕150年を記念して市教育委員会などが八幡浜市広瀬3丁目の松蔭小学校で開催。専門家から飛行機が飛ぶ原理を学んだ児童は翼の角度などに注意しながら、はさみや接着剤を駆使してキットを作り上げていった。
 喜須来小3年の植田裕也君(9)は「部品のつなぎ方がちょっと難しい」と話しながらも着々と作業を進めていた。児童らは完成した飛行機を青空に向かって早速飛ばし、滞空時間を競った。