県立とべ動物園(愛媛県砥部町上原町)に21日、福岡市動物園から雌のヒョウ「キララ」(1歳)が搬入された。繁殖のために動物園間で無償貸借する「ブリーディングローン」による来園で、とべ動物園は「新しい子どもの誕生に向けた第一歩となり、非常にうれしい」と歓迎した。
 とべ動物園は24歳と12歳の雌のヒョウ2頭を飼育しているが、高齢のため繁殖は現実的に難しい状況だった。田村千明副園長は「若い雌が入ったので、繁殖に向けて『お婿』探しをしていきたい」と雄の確保を急ぐ考えを語った。