愛媛県鬼北町日吉地区の第31回武左衛門ふる里まつり(実行委員会主催)がこのほど、同町下鍵山の道の駅「日吉夢産地」周辺であった。江戸時代後期の武左衛門一揆を再現した仮装行列が繰り広げられ、多くの帰省客らでにぎわった。
 一揆は日吉の農民武左衛門が1793年、吉田藩の圧政に抗議するため約1万人を率いて起こした。年貢引き下げなどの要求を認めさせた後、処刑された武左衛門を顕彰しようと毎年開かれている。
 当日は農民姿の町民約50人が、午後6時に同町下鍵山の武左衛門堂を出発。「エイエイオー」と気勢を上げた後、計約120人が日吉夢産地までの約400メートルを練り歩いた。