「第１５回松山城薪能」（実行委員会主催）が３日夜、松山市堀之内の市民会館であり、訪れた約３８０人が優美な世界に酔いしれた。
　プロの能楽師ら約２０人が３演目を披露した。台風１８号接近に伴い、城山公園から会場を変更した。
　喜多流の舞囃子（まいばやし）「大江山」に続き、大蔵流狂言「鳴子遣子（なるこやるこ）」では、鳥を追い払う道具の名前について２人の男が口論になり、互いの刀を賭けて茶屋の主人に判定を頼む。軽妙な掛け合いや、賭けた刀を主人が奪って逃げる結末が会場の笑いを誘った。
　メインの喜多流能「自然居士（じねんこじ）」は、人買いに連れ去られそうになる少年を説経者が捨て身で助ける筋立て。緊迫した駆け引きや、少年を連れ戻す交換条件に次々と繰り出される華麗な舞が観客を魅了していた。

　「第１５回松山城薪能」（実行委員会主催）が３日夜、松山市堀之内の市民会館であり、訪れた約３８０人が優美な世界に酔いしれた。
　プロの能楽師ら約２０人が３演目を披露した。台風１８号接近に伴い、城山公園から会場を変更した。
　喜多流の舞囃子（まいばやし）「大江山」に続き、大蔵流狂言「鳴子遣子（なるこやるこ）」では、鳥を追い払う道具の名前について２人の男が口論になり、互いの刀を賭けて茶屋の主人に判定を頼む。軽妙な掛け合いや、賭けた刀を主人が奪って逃げる結末が会場の笑いを誘った。
　メインの喜多流能「自然居士（じねんこじ）」は、人買いに連れ去られそうになる少年を説経者が捨て身で助ける筋立て。緊迫した駆け引きや、少年を連れ戻す交換条件に次々と繰り出される華麗な舞が観客を魅了していた。