10日に愛媛県松山市萱町4丁目の市道交差点で発生した死亡ひき逃げ容疑事件から2週間となる24日、松山東署は現場付近で検問を行い、通行人やドライバーに情報提供を呼び掛けた。
 事件は10日午前5時50分ごろ、交差点で高齢女性とスクータータイプの二輪車が倒れているのを住民や通行人が発見し119番。女性は外傷性急性硬膜下血腫などで死亡した。二輪車を運転していたとみられる50~70代の男性は、通行人に救急車を呼ぶよう頼み、救急車到着後にその場を立ち去っている。
 現場の交差点では、署員約10人が約1時間、行き交う車や歩行者に「ひき逃げ捜査にご協力を」などと書いたチラシをみせながら事故の状況を説明。「ささいなことでもいいので、思い出したことや気付いたことがあれば署交通課に連絡を」と呼び掛け、二輪車や50~70代の男性運転手に関する情報提供を求めた。