2015年12月中旬から1カ月半の間に愛媛県新居浜市内で6件の死亡事故が相次いでいることを受け、新居浜署は1日、幹線道路などの交通取り締まりを強化する事故抑止緊急対策を開始した。
 同市久保田町3丁目の署で開かれた出発式で、新矢佳男署長は「極めて厳しい異常事態。危機感を持って対策してほしい」と訓示。署交通課の今泉七哉巡査部長(30)が「悲惨な事故を一件でも防ぐ」と宣誓した後、パトカー9台、白バイ15台が巡回に出た。
 1月27日に死亡事故があった新居浜市田の上1丁目の県道では、署員ら約10人が車を一台一台止めて交通検問を実施。ドライバーに「交差点通行時はしっかりと安全確認を」などと呼び掛けた。