学校法人河原学園(愛媛県松山市)は4日、同法人が愛知県で運営する人間環境大学の新学部として、看護師養成を目的とする4年制の松山看護学部看護学科(仮称)を松山市に設置する構想を発表した。2017年4月の開設を目指し準備を進める。
 法人本部によると、同学部は定員80人。4年次に、保健師▽小児看護強化▽生活習慣病看護強化▽認知症看護強化▽在宅・終末期看護強化―の五つの専門分野コースを選択し、看護現場で得意分野を持つ人材を育成する。国際看護学を学ぶことができ、国家試験合格をサポートする専任教員を配置する。
 法人が松山市花園町で運営する河原医療大学校の校舎などを松山キャンパスとして活用する予定。医療大学校の看護学科は定員を80人から40人とし、4年制から3年制に変更する。16年3~4月ごろに国に正式に申請する見込みとしている。