愛媛県四国中央市の小中学校などの給食に使われる地元米の田植え体験が23日、同市土居町津根の長津干拓であった。市内の小学生や保護者ら約300人が、泥に足をとられながらも、元気よく田植えを楽しんだ。
 参加者は市内の農家が所有する約25アールの水田に入り、「歩きにくい」などと歓声を上げながら横一列に並んだ。子どもたちは市内の企業が用意した不織布の法被をまとい、縄の赤い印に沿って丁寧に苗を植え付けた。
 田植え体験は市地産地消推進委員会と市が毎年開いており、12回目。今年は市内の農家47軒が約36ヘクタールで作付けし、半数に当たる約85トンを2学期から1年間、市内の小中学校と一部幼稚園(計約6800人)の給食に使う。