穏やかな宇和海を眼下に望む愛媛県西予市明浜町俵津の野福峠で27日、流しそうめんの長さで「世界一」を目指すイベントが開かれる。標高約200メートルの山頂付近から中腹まで約3.5キロに青竹を設置し、そうめんが最後まで流れるか挑戦。主催する地元住民らでつくる実行委員会(坂嶋菜美委員長)は「見て楽しい、食べておいしいので、ぜひ来てほしい」と来場を呼び掛けている。
 えひめいやしの南予博の自主企画プログラムとして実施。「景観のPRと地元の知名度アップにつながれば」と、せいよ地域おこし協力隊員の松本仁紀さん(33)が発案した。
 世界流しそうめん協会(京都府井手町)によると、ギネス世界記録への未認定を含めた現在の「世界一」は、2014年に熊本県菊池市で記録された約3.3キロ。今回成功すると、記録更新となる。
 「世界一」への挑戦は正午に始め、約1時間半でのゴールを目指す。衛生上の問題から、食事用のレーンは中腹の外松尾公園近くに別に設ける。実食は午後1時40分ごろからを予定。