柔道の世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権第1日は4日、福岡市の福岡国際センターで男女計7階級を行った。女子48キロ級の浅見八瑠奈(コマツ、愛媛県伊予市出身)は決勝で昨年の世界選手権覇者、近藤亜美(三井住友海上)に優勢勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
 浅見は2010、11年の世界選手権を制したが、ロンドン五輪は出場を逃した。昨夏まで1年間は休養していた。新旧の世界女王対決となったこの日の決勝では終始攻め続け、体落としで有効を奪い、昨年12月のグランドスラム東京大会で敗れた雪辱を果たした。