海原に映える白亜の塔 初点灯100年目へ 佐田岬灯台化粧直し
日本一細長い佐田岬半島の最先端にある佐田岬灯台(愛媛県伊方町)の改良改修工事が完了し、化粧直しした白亜の塔が姿を現した。海上に冷たい風が吹いた1日も、往来する漁船やフェリーの航海の安全を見届けていた。
四国最西端に位置する佐田岬灯台は1918年4月に点灯を開始。潮の速さから速吸瀬戸と呼ばれる豊予海峡を航行する船舶の安全を見守り続け、4月に初点灯から100年目を迎える。2016年7月には日本ロマンチスト協会(長崎県雲仙市)から「恋する灯台」の認定を受けている。
16年10月からの工事では、第6管区海上保安本部(広島市)が19年ぶりに塗り直した灯塔など、灯台全体を塗装。足場を組みシートで覆われていたため灯台は見学できなかったが、1月末で完了した。