海外から瀬戸内地域への旅行商品づくりに役立ててもらおうと、せとうち観光推進機構(広島市)主催の視察ツアーの一行が23日、道後温泉など県内観光地を訪れた。世界7カ国に展開する旅行会社トラファルガー社(英国)の役員や社員約20人が参加し、愛媛の魅力を肌で感じた。
 同機構が初めて開催した。22日はトラファルガー社の約90人が広島県内を観光。23日は中国・四国地方などの4コースに分かれ、それぞれの名所を巡った。
 愛媛コースは、午前中に瀬戸内しまなみ海道でサイクリングを体験。午後は松山市内を訪問し、道後温泉本館見学や周辺を自由散策した。足湯を見つけると、ガイドの説明を受けながらくつろぐ場面も。社員らは珍しそうに写真を撮ったり、気持ちよさそうに足を伸ばしたりしていた。一行は松山城を見学後、広島に移動した。