コンブを使って海を浄化しようと宇和海の漁業関係者らでつくる「宇和海に緑をひろげ環境を守る会」は21日、愛媛県宇和島市築地町2丁目の県漁連宇和島支部でコンブの種付け作業をした。
 寒風が吹きすさぶ中、会員や宇和島水産高校の生徒ら計約30人が参加した。コンブの胞子が付着した種糸を3~5センチ程度にカットした後、高校生は会員の指導を受けながら、約8メートルのロープに種糸を差し込んだ。
 種付けをした250本のロープは、九島周辺や日振島沖などの真珠いかだや魚類の養殖場に設置。2015年3月に収穫祭を開く。宇和島水産高3年の岡本あいさん(18)は「種付け作業が漁業の発展につながればうれしい」と願った。