消費者トラブルの実例や対処法を知る「消費者の日」記念集会が28日、愛媛県の松前町筒井のエミフルMASAKIであり、買い物客らがクイズや寸劇などを通して、意識を高めた。
 消費者問題の被害を防ごうと、県が「消費者の日」の30日前後に毎年開いている。
 トラブルに遭わないこつを紹介する三択クイズでは、県消費生活センターの相談員が解説。「ネットショッピングで購入した商品は返品できるか」との問題には、「通信販売にはクーリングオフ制度がなく、店の返品特約次第では返品できない」と述べ、慎重な購入を呼び掛けた。
 点検商法、電話での勧誘など典型的な消費者トラブルの手口を、俳優の枡形浩人さんと県のイメージアップキャラクター「みきゃん」が披露する寸劇や、テレビでも活躍する大渕愛子弁護士のトークショーもあり、家族連れや高齢者がいざというときの対応を楽しみながら学んでいた。