消防署員が児童に授業 地震時 冷静に避難しよう
小学生の防災意識向上を目的とした防災出前授業が4日、愛媛県伊方町三崎の三崎小学校であり、八幡浜消防署の署員が5、6年生18人に地震発生時に身を守る方法を伝授した。
出前授業は、旧三崎町と旧瀬戸町を管轄する同署第1分署が2014年度から実施している。今回は、水本淳消防副士長(27)が近年発生した東日本大震災や熊本地震、鳥取県中部の地震などを説明し、基本的な対応を考えた。
水本消防副士長は「災害時の基本は自助と共助で、日ごろからの備えと早めの避難行動を心掛けることが大事」と強調。各家庭で事前に非常持ち出し品や非常食を準備しておく必要があるとした。大きな地震が起きた場合、避難する前に火災防止のために火を消し、ブレーカーを切るといった対応手順も説明した。